エリザベスカラーってお洒落だよね

自分はファッションに対する感情が欠落しておって服装にはとんと気をつかったことがない。と言うと嘘になってしまうかもしれない。例えば自分が服を買うときというのはこんな事態になったときである。自分は昨年あたりまで5年ほど同じジーンズパンツを穿いていた。安物のジーンズで5年の月日はそれをボロ雑巾のようにしてしまう。具体的には破れてボクのパンティーが丸見えの状態だったのだ。それでもボクは「浜崎あゆみも同じようなの穿いてたよ」と全く意に介さなかったのだけど、周りの友人が見兼ねてボクを無理矢理ブランド物のセレクトショップへ引っ張り、2万円もする高級なジーンズパンツを購入させたのである。だからボクが愛用しているジーンズパンツは割と良いものなのですよ。
あとは、ボクは就職活動においてほぼ私服で面接に赴いていて、だが面接にジーパン、Tシャツはさすがにまずいだろうとジャケットなんかを購入したりはしていた。そういった必要に迫られたときくらいしか服を買わない。そういうボクの心の事情を知っている人からの誕生日なんかは服のプレゼントが圧倒的に多かった。だから持っている服は割とお値段の張るどこぞの異国(アジアではない)で作られたものが多いのだけど、如何せん数が少ない。
明日は天保山で花火がある。それに誘われていて何故だか「ちゃんとした格好」で来いという通達があり自分は今現在困っているというわけだ。ジャケットは暑いし、夏物の「ちゃんとした服装」なんて持っているわけがない。「寄生虫なんかでは絶対に来ないでよ」と。寄生虫というのはボクが一番気に入っているTシャツのことで前面に思いっきり立体感溢れるサナダ虫が貼り付けられているものだ。目黒寄生虫館で買ったときのあの感動は忘れない。あれはお洒落だと思うんだけどな。いや、待てよ。ここは大阪。「するな」は「やれ」のフリ。それが大阪の文化。ああ、あれはフリだったんだ。悩む必要無かったぜ。明日はサナダ虫さんと花火見てきます。