精神が分かれて裂けてウオオオオオ

嶽本野ばらの『エミリー』を読んで「タイムリー過ぎるよね」って呟いたときとか、居酒屋へ行こうと歩いていると割引券を配っている居酒屋の店員がいて「しめしめ」と近寄っていくももらえなかったときとか、ミナミで朝方に道端で転がっているホストっぽいお兄さんを見たときとか、観覧車が終わる間際とか、そういう時って嬉しくもおもしろくも無いのに笑ってしまう。苦笑でもなくて、泣き笑いでもなくて。今はそういう笑いが断続しているような気分で、「ちょっとまずいのとちゃうの?」と言うわけだね。ボクが。
今日はバイトをしていて、厨房なんだけども、全部1人でやった。我ながら惚れ惚れする働きだった。売り上げは20万円くらいでそんなに大したことじゃねえよって言われるかもしれないけど、20万円分の料理を一人で全部作るのは結構大変なんだよ。厨房は1人なのにホールには5人もいて、ちょっとイジめられてるのかと思ったけど頑張ったぜ。で、そんな結構大変な状況だったにも関わらず例の「笑い」はちょくちょくボクの腹のあたりからむずむずと湧き出てきて、自分は料理を作りながら足をばたばたさせたり飛び跳ねたりして「笑い」が去るのを待つ、ということを繰り返していた。
帰宅してもおさまらず、「困ったときは包丁を持て」というその場で考えた言葉を教訓に野菜を切り刻み、しょうがねえから掻き揚げにしてご飯の上にのっけて出汁をぶっかけて食ってやった。余計むかむかする。