先日やっと抜糸を済ませまして、とりあえず治療は終了となりました。これからリハビリがありますが、割と早く退院できて一安心。
 それにしても入院は辛かったです。同じく膝を手術した知人から話には聞いていたんですが、まさかこれほどとは。最も不安だったのが「チン管を抜かれる時が一番痛いよ」という情報でした。「チン管」はみんなわかってるだろうから説明しません。説明するのも嫌だし。で、当然手術終わって目を覚ますと付いてるんですよ、「チン管」が。麻酔の所為で頭ガンガンだし、膝が痛くて寝返りもうてないし、喉カラカラなのに「あと3時間は何も口に入れちゃ駄目だからね」と言われるし、で「チン管」付いてるしで、あの3時間は苦痛以外の何物でも無かったです。3時間後に酸素マスクが外されて、お茶を一口飲んだところで看護婦さんが「管も抜きましょうか」と。
きた!最大の試練!
平然を装いながらもグッと肛門に力を込め、きたるべき苦痛に備えるボク。「じゃあ、抜きますよー。はい」。…ニュルッ!という感触の後に少しジーンと痛みが。けれど、あれ?この程度?なんだ、良かった、とホッ。たすかった。これで山は越えたぜ…。
安心したボクに急に尿意がおそってきました。よっぽど緊張していたのでしょう。動かない足を引きずりながらトイレへ向かいズボンとパンツを下ろします。

ふぅ〜。

この尿意からの解放感…。最高だ…、とふと下を見ると、小便が…、出ているはずの小便が出てない!?いや、出てる出てる!頭の中では!生まれてから20年間培ってきたこの放尿感は本物のはずっ!しかしっ…!出てないものは出てないのである。そして、その後…。

じゅるじゅるるるるじゅるじゅるzy…。

という音がね、するのですよ。ボクの息子から。いや、ほんとに。例えるならば、ストローでドリンクを意地汚く最後まで吸いつくした時の音。絶望ですよ。ボクの尿道が…、変な方向に曲がっちゃったよぅ、と泣き崩れましたよ。しばらくトイレの前に立ちつくしていたんですが、その音と共にやっとこさ尿が出てきまして、そん時ときたら、あんた、男泣きでさあ。あんたは悲しくても嬉しくても泣くのかい、って女房に怒られちまいましよ。ヘヘッ。
汚い話ですいません。日記の書き方も忘れてしまったみたいです。女房とかいません。

 入院中も見に来ていただいてありがとうございます。メールくれたあなたはネ申様です。これからもよろしくおねがいします。