遂に部屋を借りた。自宅から学校が遠い為に学校の近くに寝る場所を作りたかったのだ。と言ってもバイト先は実家近くだったりするので基本的には実家で過ごすつもりである。週に2,3日泊まる程度で考えている。しかし、そんな事で6万の家賃を払うのは非常にもったいない。なので同居人を2人募集した。部屋は家賃の割りには広く、3人で暮らしても問題無いように感じたからだ。同居人には一人2万円を負担してもらい、残りの2万円と光熱費等はボクが負担する、と決めた。

同居人がやって来た。意外な事に女の子2人だった。この子達は男と一緒に寝ても大丈夫なのか、というのは余計な心配だった。二人とも快活ですぐに打ち解ける事ができた。美人とはいえないが可愛らしい女の子でボクはホッとした。ただ、家事は期待できないだろうなと感じた。
バッグ一つでやってきた彼女達と家具をどうするか話し合った。結果、必要最低限のものを揃えて部屋を広く使おう、それ以上の事はそれから考えようという事になった。しかし、寝床は必要だという事で布団を3組と2段ベッドを買った。2段ベッドを組み立てて一息つくと、彼女達に「キミは男なんだから2段ベッドの上の段で寝てね」とよくわからない理屈で寝床を決められた。ボクはそんなとこだけ男だ女だってズルいなあと思ったけれど口には出さなかった。彼女達は「私、鼾かくかも」、「私も!」と何故かうれしそうに話していたのでボクも「オレも鼾かいたらごめんな」と言っておいた。「全員五月蠅いんだったらだいじょうぶ!」と彼女達は盛り上がっていた。何が大丈夫なのかよくわからなかったんだけど、ボクも何故か大丈夫な気がしていた。なんでだろう…。
ベッドの他に必要な物としてテレビとテーブルが挙がったのでボクが実家から持ってくる事にした。

 そうこうしているうちに日も沈んできたので2人は晩ご飯を買いに行ってくると出ていった。ボクは新居初日なんだしと湯船に湯をはった。実はボクは温泉や銭湯以外で湯船に入った事がここ5,6年無いのである。いつ以来だかも覚えていない。つまりボクにとっては特別な事なのである。その特別をボクは満喫した。面倒臭いからといつもシャワーですましていたけれどこれも悪くないなと思った。


という夢を見ました。
近頃、夢が夢じゃないんじゃないかってくらい鮮明に記憶にあるので困ります。病気っぽい。