イングリッシュドリンキング

自分の住んでいる街の駅には毎夜11時くらいになると屋台のラーメン屋が出現する。自分も一度だけ食わしてもらったことがあるが、なんちゅうかおっさんが時化た面で「あの頃は良かった」とか「昔の息子は」とかそんな話ばっかりするもんだからもうお世話になることはないだろうと思う。ちなみに味はこうしつこすぎず、あっさりでもなく、まあなんていうか不味かった。
で、その屋台は水戸街道のほうからやってくるらしく、駅と水戸街道の間に自宅のある自分は駅から自宅へ向かう道中ですれ違うことがよくある。時間は割りと正確で自分の帰りが10時45分頃なら小学校あたりで会うし、10時35分くらいならセブンイレブンの横あたりですれ違う。だから毎夜、「おっ、今日は床屋の前だな。しめしめいつもより5分早いぞ。うひひ」なんて考えたりするのだ。しかし逆に考えると自分はほとんど同じような時間に帰っているのだなと気付く。最近は大体11時から12時の間に帰宅するからほぼ必ず屋台と出くわす。本日は9時半頃に会社を出たのであるが、ちょっと一杯とふらふら酒屋へ入ったものだから帰りはそんな時間になってしまった。先週は4日連続酩酊し嘔吐という接待地獄に陥ったのに今週も欠かさず酒を呑んでいるので自分は立派だなあと思う。学生の頃のようだ。いつも一人だし。ただ学生の頃と違うのは酒を呑みながら英語のテキストを広げるところだろう。はは、逆じゃい。いいね、酒、英語、屋台。ロックやなあと言いつつ、屋台とすれ違うときは時化たおっさの面に投げキッスをするのである。センキュー!