もしもこの世界が全部嘘だとしても

何か嫌な気分なのでざらっと書く。実家に帰ったら父親が居て、ってそりゃまあ居るんですけど、あんまりボクはこの人と仲がよろしくないので避けて生きておるわけで、それがたまたま今日は何故だか同じテーブルに座っていたのです。それでボクが家族で唯一ちゃんと話せる人に「あー、寮がすげえ微妙だったからやっぱ部屋借りるわ」ってことを言ったら、横で父親が「アホか」と吐き捨てるようにほざくので、アホかってどういうことだよって言ったら、「オレの言うとおりにしろ」とか猛然とキレてきて、こりゃあかんと思いつつ口論になったのであります。あんまり激しくなると灰皿をブン投げてきたり、はっきり言って殺されかねないことをされるので、ボクはなるべく順序立てて寮の欠点を挙げて、そういう理由だから寮には入らないほうが良いということを言ったのだけれど、これが逆効果だったらしく、「うるせえ」「人生なめてる」「勝手にしろ」というようなことを言ってくるので、こっちもかちんときて「勝手にしろと言う前にちゃんと寮に入らなければならない理由を説明しろ」と言った。そうしたら屁理屈ほざきだして、なんだこの頭の悪いじじいとはとか思っちゃって、もうあかんかった。冷静にならなあかんかったのにまたやっちゃった。ほんとダメだ。何言ってんのかわかんない。「オレは会社のことがわかるまで20年かかった。寮に入ればもっと早くわかる」っていう理由は、わからなくもないけれども寮がそこまで関係あるかっつったら無いわけで、それはその寮が他社の寮だからなんだけれど、それを言ったら「関係ねえ」とか言うし、寮に入ることのデメリット(通勤時間等)と天秤かけた場合にボクは部屋借りたほうがいいと思ったから話してんのに、最後のほうは感情論になっちゃって、そうなっちゃうともうダメですね。っていうかまさかそんなことでマジギレすると思わなかった。基本的にボクもあの人もわがままなので単なる子供のケンカになっちゃうのがひどい。そんでボクは「もういいよ」つって家族ドラマばりに駆け出したわけなんですが、家族ドラマよりもはるかに空気重かった。今にも卓袱台ひっくり返されん勢いだった。卓袱台じゃなくてよかった。あと、「貴様は今までの人生楽をしすぎだ」ってことを言われて、実際そうなのかもしんねえけど、年に2回くらいしか会話をしないボクとあなたなのに何故そんなことが言えるのだろうと普通に疑問だった。おそらく父親はこの先一生ボクのことで笑うことはないんだろうなあということを改めて実感して泣きそうになった。結婚しても「勝手に結婚しやがって」とか言われるのが目に見えているのでボクは一生結婚できそうにありません。