新しく入った細いほうの人

韓国で一緒に仕事している会社さんに新しく社員が2人増えまして、2人とも女性で以前まで日本で暮らしていたそうです。日本語は割と上手でこちらも大変たすかるなあと思います。

1人は大阪にいたそうで大阪弁が聞きたいとかぬかしやがるので、てきとうに「なんでやねん」とか言ってたら、いきなりエピソードトークかましてきました。大阪に住みだした頃、おばちゃんにいきなり「さぶない?」と言われて全然意味がわからなかったそうです。「さぶない?」、標準語で言うと「寒くない?」ですが、確かに言われてみれば「さぶない?」という4つの文字列を一つ一つ見てしまうと意味不明であり、「寒い」という形容詞でありながら「さ」の後に「ぶ」というハ行の濁音が入っているという変化もおもしろいなあと思います。リズムで押し切った感があってよいですね。「さぶない?」と問われて「さぶい」と返答すれば、おそらく「これ羽織っとき」と気持ち悪い色のカーディガンをむりやり肩にのせてくる情景も浮かびやすく非常に良い言葉だと思いました。外人に言われて気付くこと。